V2Hとは?
V2Hとは英語の頭文字をとった略称です。
V=「 Vehicle」(クルマ) |
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2=「 to」(から) |
H=「 Home」(家) |
つまり電気自動車から家へ電気を供給するための機器になります。
V2H「ある」「ない」比較
V2Hがある場合
電気の流れが双方向
- 家から電気自動車へ充電
- 電気自動車から家へ電気を供給
V2Hがない場合
電気の流れが一方向
家から電気自動車へ充電するのみ
V2Hの特徴
2倍のスピードで充電 | ・普通充電器に対し、最大約2倍のスピードでEVへ充電できる。
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太陽光発電が生み出した電気をEVへ供給 | ・太陽光発電の電力をEVに蓄えて自宅で使えば、電気料金の節約につながる。
・太陽光発電の電力を蓄えてEV走行に使うことで、ガソリン車よりも大きな経済メリットが生まれる。
・停電中でも太陽光発電の余剰電力をEVへ充電できる。
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停電時は家中まるごとバックアップ | ・停電が発生したさい、EVから家庭へ電気が供給されるため安心。
・「全負荷」&「200V」対応だから、停電時もいつもと同じように全部屋で電気を使える。
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EVの大容量バッテリーから自宅へ給電できる。家庭の電力として活用できる。 | ・例えばリーフ(日産)の場合、最大で約60kWhもの大容量電池を搭載している。
・家庭用蓄電池の容量が6kWh~13kWh程度であることを考えると、約6倍の電池容量であるため、たっぷり蓄電できる。
・停電時も安心してたっぷり電気を使える。 |
※ V2Hの機能は機種により異なります。
V2H 導入効果の参考例
<試算条件>
・年間電力使用量4,322kWh(月平均約360kWh)
・太陽光発電システム5kW設置(年間発電量5,000kWh)
・太陽光発電の自家消費率は家庭使用電力の50% ・AC↔DCの変換効率85%
・EV内部消費@充放電時300W(※1) ・ガソリン車/EVの年間走行距離4,000km
・EVは平日に自宅に駐車し、主に近隣への移動に使用する想定
・買電単価36円/kWh ・売電単価8.5円/kWh ・ガソリン車燃費12km/L
・ガソリン単価160円/L ・EV電費8km/kWh
※数値は2023年12月現在の参考値です。お客様の使用状況によって数値は変動するため、
効果を保証するものではありません。
※1 EVパワー・ステーション®で充放電動作を行う際、車両側でも各種システム(バッテリー保護機能等)
を動作させるために最大数百Wの電力を消費する場合があります。
主要メーカーの特徴
ニチコンの特徴
EVパワーステーション
トライブリッドシステム
- 世界で初めてV2Hシステムを開発したリーディングカンパニー。
- 高機能で低価格のV2Hシステム
- ご家庭に合わせた運転で電気の有効活用。
- 停電時に『全負荷』&『200V対応』だから、家まるごとバックアップ。
- スマートフォンの専用アプリを使って、設定などを簡単に操作。履歴や稼働状態の確認もできます。
- トライブリッドシステムなら、太陽光発電も、蓄電池も、電気自動車も、これ1台でまとめてOK。
オムロンの特徴
- 家の景観を損なわない設計。スタイリッシュなデザイン。
- 分電盤に自動切替機能があるので、停電時に暗い中での複雑な切替操作は不要。
- 10年間の長期保証付きで安心。全国140拠点の サポートネットワークがあるから安心。
- コンパクトで軽量なため、壁への取り付けが可能。設置環境に合わせてフレキシブルに取り付け⽅法を選択可能。
- 重塩害地域、積雪地域にも対応。
- スケジュール運転で、自動的に充放電をコントロール。
- スマートフォンアプリで、いつでもどこでも充電・放電をコントロール。
シャープの特徴
シャープ
- 太陽光発電とEVと蓄電池の3連携制御で効率よく自家消費。
- 生活スタイルの変化に合わせて蓄電池やV2Hの後付けが可能。
- 今はまだEVをお持ちでない方も、車の買い替えに合わせてEV用コンバータを後付けすることも可能。
- 1台のパワーコンディショナで太陽光・蓄電池・EVをまとめて制御できるので、追加する機器が少なく経済的。
- V2H補償サービスは最長15年まで延長可能。
- 見守りサービスあり。『COCORO ENERGY モニタリング』。
ニチコン
トライブリッド蓄電システム
太陽光発電+電気自動車
+蓄電池
まとめてOK!
次世代の家庭のエネルギーマネジメントの中心に
なくてはならない革新的なシステム。
- V2Hだけではなく蓄電池とセットで設置すれば、昼間に電気自動車が自宅になくても大丈夫。
- 蓄電池があると、昼間に太陽光発電の電気を蓄電池にためられます。さらに夜間に電気自動車へ電気の融通が可能になります。
- 太陽光パネルのみを設置の方も、将来のことを考えるならトライブリッド蓄電システム。
蓄電池やV2Hスタンドを後から追加できるので、家族の人数や暮らしに合わせてシステムをカスタマイズしていけます。
V2Hと接続できる
代表的な車種
EV(電気自動車) |
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日産 | リーフ サクラ アリア|e-NV200 |
三菱自動車 | ekクロスEV MINICAB EV|i-MiEV |
トヨタ(レクサス) | bZ4X RZ450e|UX300e |
ホンダ | Honda e |
BYD | ATTO 3|DOLPHIN |
スバル | SOLTERRA |
マツダ | MX-30 EV MODEL |
PHEV(プラグインハイブリッド) |
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三菱自動車 | アウトランダーPHEV エクリプスクロスPHEV |
トヨタ | プリウスPHV クラウンSPORT RS |
マツダ | CX-60 PHEV MX-30 ROTRAY-EV |
※ 放電ができる車種に限られます。
※ 対応車種は各V2H製品ごとに異なります。